「交通まちづくり」を通じて、住んでいる地域と″楽しく″、″長く″関わる

2018.01.25

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交通のおはなし

新参者ライターの岡本です。
立場上、交通関係の話題を中心に、自らの体験を交えてご紹介していきたいと思います。

さて、初めての投稿になる今回は、私の地元の枚方市における活動を取り上げます。

地元NPOの「交通まちづくり」への参加

私が枚方市に住み始めたのはミレニアム年(2000年)の2月からになります。
結婚を機に1993年から、同じ京阪沿線の寝屋川市に住んでいたため、京阪沿線のまちや京阪電鉄、京阪バスには何かと馴染みが深い関係にありました。

ある方からの紹介で、地元NPO(の中の公共交通部会というグループ)に参加し始めたのが2008年のこと。
ちょうどその頃に、今は当社が法人会員にもなっているJCOMM(日本モビリティ・マネジメント会議)という場にも、関心を持つようになっていました。

今では「モビリティ・マネジメント(MM)は、交通関係(特に公共交通関係)に関わる方にとっては、当たり前の用語にもなっていますね。

モビリティ・マネジメント(MM)
渋滞や環境、あるいは個人の健康等の問題に配慮して、過度に自動車に頼る状態から公共交通や自転車などを『かしこく』使う方向へと自発的に転換することを促す、一般の人々や様々な組織・地域を対象としたコミュニケーションを中心とした持続的な一連の取り組みのこと。(JCOMMのHPより引用)

私が地元NPOに参加してみる気になったのは、住んでいるまちをもっと良く知ることができるかな?と思ったこと、自分の仕事にちょっと関わりのある地元での居場所(いわゆる“サードプレイス“というやつですね)ができればいいな!と思ったことです。
仕事を辞めた後にも、元気でいる限り参加できることがあればいいなという思いもありました。

このNPOには、私のような地元住民以外に、市の交通関係の職員や先にあげた京阪電鉄、京阪バスの方々、大学の先生なども参画していました。
そこに加わることで、公共交通に絡んだ取り組み(文字通り日常的なMM)を、実際の生活の場の中で体験・実践するようになったというわけです。
とは言っても、組織の代表として参加している方や、有職者ではない地元の方々とは使える時間が違います。
今でもメールのやり取りや、休日のイベント参加・運営ぐらいしか参画できていないので、エラそうなことをいえるものでもないのですが(笑)。

NPOでの楽しい取り組み、「バス!のってスタンプラリー」

今回は、私の参加する部会が主として取り組んでいる事柄を、1つだけ紹介させていただきます。(NPO自体は、もっと幅広く、環境保全や省エネルギー、エコなどといった問題にも取り組んでいます。)

私が参加した、「バス!のってスタンプラリー」というイベントが楽しそうだったので(また、実際楽しかったので)、今も活動を続けているんです。
このイベントは、“市民の方々に地元のいいところをもっと良く知ってもらおう”、そのために“普段はあまり使っていないかもしれない路線バスに乗ってもらおう”、という狙いで実施しているものです(春と秋の2回実施)。

去年の秋、市制70周年とタイアップしたイベントで25回目を迎えました。
私が運営スタッフとして参画したのは、第5回のイベントからです。

当初は参加者が200名ぐらいのイベントでしたが、今は毎回300~400名の参加者が集まるようになっています。
イベントの性格上、子ども連れの家族参加者が多いのが特徴です。
10年も続けて実践していると、小さい子どもたちが成長してからも来てくれたり、新たに友達を連れてきてくれたり、また、地元の企業の方々も協賛して参加賞を提供してくれたりと、確実に活動の輪が拡がっていることを実感できます。

「MM」の取り組みと言えば堅苦しくなってしまいますが、イベントである以上は楽しいということが、続けるためには一番重要です。参加者にとっても、運営スタッフにとっても。

その中にちょっと「MM」の味つけをすること、毎回それを続けることで、参加者の方々に少しずつでも考え方が浸透してくれれば・・・という思いです。

例えば、毎回、開始前のルール説明とあわせて、顧問になってくれている大学の先生から、公共交通に関する簡単なお話(フリップを使ったり、学生に手伝ってもらったりしながら)をしてもらったりもしています。

子どもの頃から、路線バスの乗り方を覚えたり、バスの中での人とのふれあいを感じてもらったりすることで、路線バスに乗ることへの抵抗感をなくし、社会性を育むことの一助にもなればいいな と思いながら、子どもたちの参加を眺めてきました。

もちろん参加者の楽しそうな笑顔を見ること、スタッフへの“ありがとう”という言葉が嬉しくもあり、私自身もイベントを通じて、まちの知らないところに気づかされることも多々あります。

おわりに

今回は、仕事以外の私の日常の活動の一部を紹介させていただきました。

今回はご紹介できなかったのですが、スタンプラリーのシート右下の「ひらかた交通すごろく」(小さくて見えないかもしれません m(_ _)m)、これもなかなかおもしろい「MMツール」なので、また別の機会にご紹介できればと思います。

仕事としても、すでに記事として紹介のある「交通量調査」のほか、公共交通に関してもMMの取り組み支援や地域公共交通網形成計画策定のお手伝いなどの仕事(イベント支援、各種調査、ニューズレター作成など)も手掛けています。今後も、他のライターからの「交通のおはなし」にもご期待ください。

 

この記事を書いた人

岡本 俊哉都市・交通分野

都市・交通分野長。 JCOMM(法人会員)の他、福祉のまちづくり学会、NPO再生塾、NPO枚方環境ネットワーク会議等、まちづくりや公共交通関係の諸団体と関わりを持っています。

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