事務所員30名が認知症サポーターに! 認知症サポーター養成講座を受講しました

2018.12.16

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福祉のおはなし

こんにちは、ライターの一杉です。
これまで子ども・子育ての記事を書いてきましたが、今回は介護にまつわる記事になります。
2019年度から全国で一斉に第8期介護保険事業計画の策定に向けた動きが始まります。

そこで、静岡事務所のメンバー30名が認知症サポーター養成講座を受講しました。

認知症を抱えている方は増え続けている

今や団塊の世代が70代に突入し、介護が必要な方は増え続けています。
その中には、身体の衰えから介護が必要になる方だけでなく、認知症を抱えたことで介護が必要になる方が相当数いて、先進国における我が国の有病率は最も高いそうです。
もっとも、きちんとした診断ができているからこそ、有病率が高いという側面もあるようです。 

認知症を抱えている方には、身体的な介護とは別のアプローチが求められています。
認知症サポーターとは、『認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする人』とのこと。
今回私たちは、認知症の症状や接するときの心構えなどを学びました。

中核症状はあっても症状は人それぞれ

受講した講座では、「認知症という病気はなく、認知症を引き起こす何らかの原因がある」と説明されていました。
その原因によって脳の細胞が壊れ、下記のような中核症状が現れるということです。

記憶障害
(約束したことを忘れる、モノを置いた場所を忘れる等)
見当識障害
(時間を何度も聞く、遠くまで歩いていこうとする等)
理解・判断力の障害
(考えるスピードが遅くなる、二つ以上重なるとうまく処理できない等)
実行機能障害
(計画を立てて段取りをすることができなくなる等)

※引用:『認知症サポーター養成講座標準教材 認知症を学び地域で考えよう(全国キャラバン・メイト連絡協議会)』から加工

こうした中核症状のほかに、感情表現が変化したり、うつ状態になったり、症状は人それぞれのようです。

加齢による物忘れと認知症の記憶障害の違い

私たちも日常生活の中で、「あれあれ」とか「あそこあそこ」などと言ってしまって、すぐに言葉が出てこないことがありますね。
加齢によるもの忘れと認知症の記憶障害との間には次のような違いがあるそうです。

これを見ると、「あれあれ」とか「あそこあそこ」などと言ってしまうのは加齢による物忘れで、そのことじたいを忘れてしまっているのが認知症の記憶障害と言えそうですね。

では、どう対応したらよいのか?

ここは、受講した講座のキモになりますから、今回記事にはしません。
気になりだした方はぜひ「認知症サポーター養成講座」を受講してください。

国は「新・オレンジプラン」の中で、この講座を受講したサポーターを増やすことをめざしており、お住まいの自治体で講座を開催しています。

一定の人数が集まると出前講座(皆さんのところに講師が出向いて講座を開いてくれる)をしてくれるところもあります。 

全国キャラバン・メイト連絡協議会の集計によると、平成30930日現在で10,658,581人が認知症サポーターとなっています。
今回受講した私たち30人は、この後カウントされるものと思われます。

今後に向けて

冒頭、団塊の世代のことに触れました。
介護が必要な方は後期高齢者(75歳以上)になると急激に増えていきます。
したがって、認知症を抱える方が今後も増えていくことは容易に想定できます。
支える側となる私たちが認知症をきちんと理解し、適切な対応をとることが大事になります。
加えて、私たち自身も認知症にならないよう予防することも大事です。
予防に関心のある方もお住まいの自治体の情報を調べてみてください。
簡単な体操やちょっとした生活習慣の改善も認知症予防になるようですよ。

 

 

この記事を書いた人

一杉 浩史営業企画本部

専門はまちづくり。自治基本条例や総合計画、地方創生総合戦略などの策定を支援。何足のわらじを履いているか自分でもわからない(笑)。

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