コロナ禍における働く意識の変化に関する基礎調査「③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか」(シリーズ全6回)

2023.09.04

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SRC

こんにちは。誰かに尊敬されてみたいライターの柘植です。

新型コロナウイルス感染症の流行により、企業によってBCPの見直し、テレワーク・リモートワークの導入等の検討・推進から、あらゆるオペレーションのDXの推進が行われています。
その一方で、従業者側もコロナ禍での働く意識が変容しています。

そこで、この度、当社でコロナ禍における働く意識の変化に関する基礎調査(自主調査)を行い、調査結果を公開しましたので、そのお知らせです。
以下の内容を取りまとめており、今回は「③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか」についてご紹介します。

コロナ禍における働く意識の変化に関する基礎調査シリーズ(全6レポート)
①教育研修の実施状況・参加意向
②転職時のきっかけや経緯、転職により悩みが解決されたか
今回ご紹介→③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか
④企業内の感染症対策実施状況
⑤業種別・規模別・職位別・年次別・転職経験別の額面年収の状況
⑥業種別の働くマインド傾向

社内に「影響を受ける(インスパイアされる)人がいる」49.8%

社内に「尊敬できる人」がいるかどうかは、その企業・団体での勤続意向に大きく影響を与えていると思います。
「尊敬できる」というのが少し抽象的でしたので、当社の自主調査では「影響を受ける人」がいるかどうか、と聞きました。
「20代」は57.0%となっており、「50代」は42.2%となっています。
「メーカー」、「公務」、「300~1000名以上」、「管理職・経営」、「部長・局長級」などは、高い傾向となっていました。
「管理職・経営」、「部長・局長級」は59%前後となっており、出世しているかどうかも関係するのかもしれません。

※今回調査した「メーカー」、「IT・通信系」、「流通小売」、「サービス業」、「医療」、「公務」の各400ssの合計の割合のため、全業種の平均ではないことに留意してください。

影響を受ける人って、どんな人?

影響を受ける人との関係についてみると、「同じ部署の同僚(上司除く)」33.7%や「上司」24.7%の回答割合が高くなっています。

その人がどの様な人かを問うたところ、「気さくな雰囲気」30.4%、「専門知識が幅広く、豊富である」21.4%、「課題やトラブルの解決能力が高い」20.1%、「人によって態度を変えない」18.4%などが上位となっていました。

能力に関する項目を抑えて、「気さくな雰囲気」の回答割合が最も高くなっています。

ただ、ランキングを見ると「性格」の要素と「能力」の要素が入り乱れているので、どちらも大事ということになります。

どんな影響を受けるのか

どのような影響を受けたのかについてみると、「仕事の進め方」が46.9%と最も高く、以下、「人柄・性格・人との接し方」が33.7%、「責任感やプロ意識の持ち方」が27.3%と続いています。

「20代」は「ストレスや悩みへの向き合い方」23.9%、「30代」は「スキルアップや学習の考え方」28.3%などが比較的高くなっています。
社会人になり、どのようにストレスに向き合っていくのか、どのように自己研鑽して行けばよいのか、そのスタンスを学んでいることが分かります。

「医療」は「ストレスや悩みへの向き合い方」23.6%や、「個別の悩みの解決方法」20.2%などが全体平均に比べ、やや高くなっています。
人と接する仕事ですし、医師や看護師などの資格職と、事務職の方など、様々な属性がいる職場なので、本当に色々な悩みがあるのだと思います。

「公務」は「言葉遣い」が19.3%と全体に比べて高くなっています。
独特な慣習や作法などがあるのだと思います。

「SE」は「人柄・性格・人との接し方」45.4%や、「キャリアや将来の考え方」36.4%などが比較的高くなっています。
プログラミングなどのスキル以外にコミュ力が非常に大事なんだと思います。
また、職業として確立していますが、他の職業に比べて歴史がまだ短いのか、キャリアについて色々と悩まれているのだと思います。

「③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか」の詳細は下記から、ぜひ、ご覧になってください。

コロナ禍における働く意識の変化に関する基礎調査シリーズ(全6レポート)

<調査の概要>
・調査地域:日本全域
・調査対象:以下の業種の企業・団体に正社員として従事する20~59歳の有業者
      「メーカー」、「IT・通信系」、「流通小売」、「サービス業」、「医療」、「公務」
・調査方法:インターネット調査
      (インターネットリサーチモニターに対するクローズド調査)
・有効回答:2,400件
      400件×6業種(うち各業種転職経験者100件)
・調査期間:2022年11月9日(水)~11月14日(月)

調査結果に関心のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはこちらから

 

この記事を書いた人

柘植 航大

何が得意で、何をやっているのか分からないのがいいんだよね。

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