インドで道路設計の専門書を探してみた!

こんにちは!
1年でお腹周りが5センチ肥えたライターの峠です。(泣)
皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は1年ぶりにインドへ渡航しました。
久しぶりのインドということもあり、少し不安もありましたがとても充実した日々を過ごすことができました。
もともと、休暇のみの目的であったインドですが、渡航前にふと気になったことがありました。
それは、

「インドには道路に関する専門書はあるのか」

ということです。
現在調査課に所属しております私は、主に道路について学んでおります。
その上でも必携と言われたのがこちらの本でした。

皆さんも是非一度手に取ってみてください。
このような『専門書』はいったい外国ではどのような扱いなのでしょう。(日本では大型の書店に陳列されていますし、特定の書店もしくはネットショッピングで購入することができます。)
ということで、今回実際に「インドの書店もといインドの専門書」について調査してみることにしました。

書店を歩く

今回、専門書を探すために赴いた都市は、バンガロールという都市です。
バンガロールはインドの南に位置し、特にIT産業が盛んなことで有名なまちです。
シチズンや京セラなど精密部品やソフトウェア関連を中心に90社の日本企業が進出しております。

さらに、昨年私がデリーメトロについての記事を書きましたが、その事業において日本人技師から教えを受けた8人のインド人技師が事業計画に関わったメトロが、ここバンガロールにあります。

バンガロールでは、次の方法で書店を探すことにしました。

グーグルマップで「本屋」を検索

検索をかけたところ、バンガロール周辺で19件の書店がヒットしました。
しかし、現地の写真を見るところ、玉石混交のような気がします。
そこで私は、ある程度書籍が揃っていそうであり、内装もキレイな2件に訪問することを決めました。

Tata Book House

こちらは、タタ(キャンパス)ブックハウスという本屋で、インド理科大学院の中にありました。

ちなみにタタとは、インド古くからの財閥の1つです。
日本では新紙幣が渋沢栄一に決まりましたが、1893年、渋沢栄一とタタ財閥の当主がボンベイ〜神戸航路を開くために交渉を行ったことでも知られています。

こちらの正面玄関から入ったところ、どうやら生徒以外の人はセキュリティ上の関係により、入構の際に記名を求められるようでした。

私は「本屋に寄る」という理由で入構許可が下りました。(名前、国籍、日付、来校目的等を簡単に受付で記入するだけでOKです)

そこから右手に沿って進むと、

このような施設が見えてきます。

その中に入ると、左手に照明が灯っている部屋があります。(学生?職員?一般の方?が談笑していました。)

どうやらここがタタブックハウスの入り口のようです。
さっそく入って専門書を探してみることにしました。

とても膨大な書籍の量。うず高く平積みされた本たち。
映画の中にいるような気持ちになります。

しかし、どこに交通系の本があるのやら・・。

これは数学書のようです。

こちらはなんでしょう。化学関連の書籍かな。
と、そうこうしているうちにそれっぽいゾーンへ突入しました。

「シビル」と書かれています。どうやらこちらが都市設計ゾーンのようです。
一つ一つ見ていき、棒立ちのまま慣れない英語を見つめて数分・・。

 

なんと、ありました。(とてもわかりにくかった)

私が探したところ、どうやらこれが道路設計メインの専門書のようです。
他にはそれらしき専門書は見当たらず・・・
出版社は「PEARSON」と書かれています。
どうやらデリーで発刊はしているようですが、ピアソン社のことだと思われますので英書のようです。(ピアソン社: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/

この本は、購入してみました。
面白いことが記載されていたらまたお伝えできればと思います。

Sapna Book House

次に、タタ(キャンパス)ブックハウスから1.5km南進したところにある本屋に行ってみました。

こちらのサプナ・ブックハウスは、一階にお菓子売り場、二階におもちゃコーナーが併設されている本屋でした。
3階に大衆向け一般書、4階に専門書コーナーと区分けされているようで、陳列も日本のものと似たようなものでとても見やすく感じました。

こちらはすんなり目的のコーナーに到着。

いざ、探すぞ、というところで本屋の店員さんに話しかけられました。
「何を探してるんだ」と聴いてくれたおかげで、あっさりと目的の本が見つかりました。

道路設計と移送計画の本のようです。
こちらの本の出版社は「カンナパブリッシャーズ」というところらしいです。(聞いたことない・・)
ネットで検索したところ、デリーの出版社だそうです。

「ということは、外国書籍じゃないのか!」

と考えましたが、英字で書いてあるし確証が持てません。
誰かご存知でしたら是非教えていただきたいです。

こちらもまた読んで面白い発見がありましたらお伝えさせていただきたいと思います。
(ちなみにインドにおいて、まだまだヒンディー語などの言語へ翻訳書を作るということは難しい点もあるようです。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回の調査でわかったことは次のようなことでした。

1.専門書の扱いはある。

書店の規模にもよるかとは思いますが、今回訪れた大学構内や都市圏の書店では、専門書を扱っていました。

2.英書が多い。

今回訪問したバンガロールはタミル語圏にあたります。前述のサプナ・ブックハウスであれば、3階にある大衆向け一般書コーナーにおいてタミル語の書籍が見受けられましたが、専門書は英書の比率が高く、まだまだ翻訳書、あるいは自製の本の流通が少ないようにも思います。

3.都心部に偏っている。

今回の記事では紹介しませんでしたが、書店は都市部に偏っています。グーグルマップを使って地方エリアを検索してみても、小規模な書店しかないように思われました。

皆さんも外国へ行った際は是非書店へ立ち寄ってみてください。
諸外国の本屋さんについての投書も是非お待ちしております!

<参考文献>

清好延、2009、『インド人とのつきあい方』ダイヤモンド社
阿部玲子、2018、『マダム、これが俺たちのメトロだ! インドで地下鉄整備に挑む女性土木技術者の奮闘記』佐伯印刷
マルカス、2017、『なぜインド人は日本が好きなのか』サンガ
貫洞 欣寛、2018、『沸騰インド』白水社

この記事を書いた人

峠 祐太大阪事務所 調査2課

株式会社サーベイリサーチセンター社員。民族楽器・ヘンなものが好き。丸亀製麺を愛し、丸亀製麺に愛される(?)男。

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