オリンピックのラストマイルってなに?

2019.10.07

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交通のおはなし

令和2年目となる2020年にはいよいよ東京オリンピックが開催されます。
私たちがチケットの抽選発表に一喜一憂している間に、オリンピックの準備は着々と進んでいます。

そこで今回は、オリンピックの交通状況を左右する要素の一つであるラストマイルについてご紹介したいと思います。

ラストマイルとは

ラストマイルとは、競技会場周辺の駅から競技会場入口(入場者のチケット等の確認を行うソフトチェックポイント)までの、観客が歩行するルートのことを言います。

今大会については、1964年当時に使用されてきた会場(東京2020大会ではヘリテージゾーンと呼ばれています)を使いつつ、新たな会場エリア(こちらは東京ベイゾーン)を建設中です。

会場数は全部で42箇所(札幌ドームや宮城スタジアム等の遠隔地も含まれています)もあり、すべての会場にラストマイルが存在します。

ラストマイルの種類

ラストマイルは、大きく分けて「入退場ルート」と「アクセシブルルート」の2パターンが存在します。
それぞれ、会場の最寄り主要駅から入(退)場ゲートまでの道のりを示します。

入退場ルートは、会場への流動が1番多いと想定されているルートで、幹線道路などの主要道路が指定されていることが多いです。

アクセシブルルートは、オリンピック委員会が掲げる「障がいの有無に関わらず、すべての人々にとってアクセシブルでインクルーシブな大会となるよう様々な取組みが行われている中の一つ」です。
簡単に言うと、誰でも通行可能な段差のない通路を指します。
主に、車椅子が通行できる環境を整えます。

ラストマイルの調査を行っています

実は当社は、この「ラストマイル」についての調査も行っています。
ラストマイルの調査は複数あり、ルート上の日陰の調査からAEDの設置位置の確認作業や喫煙所の有無、会場周辺のFree Wi-Fiの電波調査など多岐に渡ります。
アクセシブルルートに関しては、段差の種類や道路の勾配の測定など普段では気づきにくい点まで考慮して調査を行っています。
どの調査項目も実際に現地へ赴き調査を行っているため、写真の撮影や最新の状態を確認することが可能です。
弊社は、デスク調査だけでなく、フィールドでの調査も得意といたしますので、このような様々な調査項目に対応可能です。

些細な気になることを調査したいなど、ご相談したい案件がありましたら、お気軽にこちらまでご相談ください。

 

この記事を書いた人

安田  拓

FootballとDisneyとHawaiiの3点セット

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