目指せ、介護職員スキルアップ! 〜実地指導・指定更新編〜

2020.06.22

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福祉のおはなし

さて、今回のコラムは介護職員の中でも管理者向けのものとなります。
管理者になったはいいものの、保険者からの指導――実地指導に悩んでいませんか?

そんな管理者の方々におすすめしたい書籍があります。

~三種の神器~

 

(書籍の出版元リンク)
介護報酬の解釈2 指定基準編 平成30年4月版(社会保険研究所)
介護報酬の解釈1 単位数表編 令和元年10月版(社会保険研究所)
介護報酬の解釈3 QA・法令編 平成30年4月版(社会保険研究所)

〜解説〜

介護報酬の解釈2 指定基準編

介護報酬の解釈2(指定基準編)

通称、赤本。

介護保険において、事業所を運営するための最低限のルールを、サービス種別ごとに記載したものです。 

運営基準や関係通知をまとめて記載されているので、指定更新が行われる際や実地指導前の自主点検に便利なものとなります。 

ただし、2点注意して欲しいことがあります。

一、報酬改定が3年に1度行われるタイミングで、最新版が刊行されること。
二、全サービス分が記載されていること。 

法人で一種類のサービスしか提供していない事業所の場合、費用対効果で購入を見送っているところもあるかと思います。

こちらに記載されているものは、運営基準の抜粋と解説、関係通知になります。

よって、「厚生労働省法令等データベースサービス」等において、該当部分を確認することができる場合は、必ずしも必要ではないかもしれません。 

しかし、様々なサービス種別の事業所を運営している場合は法人単位で構わないので、ぜひとも購入をご検討ください。

管理者の要件に関する関係通知や人員基準等が、実務レベルで分かりやすく記載されています。

購入を悩まれている場合は、ぜひサンプルページを一度ご覧ください。

介護報酬の解釈1 単位数表編

介護報酬の解釈3(QA・法令編)

通称、青本。

こちらは介護報酬に関する内容を記載しているものになります。

サービス種別ごとに加算や減算の要件が記載されているので、基本の報酬単位以外を取られている場合は、ぜひとも購入をご検討ください。

加算については要件を満たしていない場合、遡及して報酬返還を行うことになります。

また、減算に該当しているにも関わらず、減算処理をせずに請求していた場合も、遡及して

報酬返還を行うことになります。

 ただし、こちらも赤本と同様の注意点があります。

一、報酬改定が3年に1度行われるタイミングで、最新版が刊行されること。
二、全サービス分が記載されていること。

青本は、請求に関する内容をまとめたものになります。

新しく加算を算定する場合、もしくは減算に該当する場合。

遡及した期間が長ければ長い程、対象者の数が多ければ多い程、返還する金額は多大なものとなります。

 ですので、ぜひとも、定期的な見直しをお勧めします。

介護報酬の解釈3 QA・法令編

介護報酬の解釈1(単位数表編)

通称、緑本。

こちらは、サービス種別ごとにQAをまとめたものになります。

介護報酬、指定基準、報酬改定ごとにもまとめてあるので、実務上、疑問を覚えた内容を調べるのに優れています。

前回のコラムでご紹介した『ワムネット(運営:独立行政法人 福祉医療機構)』の介護サービスQAと重複する部分もありますが、緑本の利点は「告示」等の原文や事務処理手順例・様式例が記載されていることにあります。 

赤本と青本だけでは、生じた疑問点を解消できない。 

そういった場面で役に立つのが緑本――介護報酬の解釈3 QA・法令編になります。

〜まとめ〜

●赤本こと『介護報酬の解釈2 指定基準編』は、事業所を運営するにあたっての基礎的なルールをまとめたもの

●青本こと『介護報酬の解釈1 単位数表編』は、請求を行うにあたっての各加算や減算等の大事な要件についてまとめたもの。

●緑本こと『介護報酬の解釈3 QA・法令編』は、厚生労働省発出のQ&Aをサービス種別ごとに記載したもの

初めての実地指導、初めての指定更新で悩まれている管理者の方には、自信をもってお勧めできる一冊です。

赤本と青本は最低限、緑本は前2冊で事足りなくなったときに購入されることをお勧めいたします。

また、報酬返還に関して不安を覚える管理者の方はぜひとも、下記のキーワードで事例を調べてみてください。

『不適正事例』

恐らく、県または保険者が行う集団指導において、不適正事例の紹介があるかと思われますが、どういった点が間違えやすいのか、そのポイントを踏まえるのに適しています。

ただし、なるべく最新の不適正事例を確認してください。

介護保険はご存じのとおり、3年に1回の見直しがありますので……!

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

Ayaka Tashi

駆け出し調査員。 誰かの手助けになるようなコラム執筆を志します。

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