2020を振り返ってみました! 年末のごあいさつと、年末年始休暇のお知らせ
ごあいさつ
2020年も大変お世話になり、ありがとうございました。
コラバドは4周年を迎え、2020年10月から5年目に突入することができました。
これからも、行政と市民の皆様との間に立ち、有効な情報提供をしていきたいと考えております。
さて、今年は、新型コロナウイルスの話題を避けることはできない年となってしまいました。
ここまでの経緯を少し振り返ってみたいと思います。
国内では、年明け早々の1月6日、中国武漢で発生した原因不明の肺炎についての注意喚起が厚生労働省により行われました。
1月14日には、WHOが新型コロナウイルスを確認、1月16日には国内最初の感染者が確認されています。
WHOが「国際的な緊急事態」を宣言したのが1月30日、乗客の感染が確認されたクルーズ船が横浜港に入港したのが2月3日、そして、7都府県への緊急事態宣言が行われたのが4月7日でした。
こうしてみると、1月に始まり、4月には緊急事態宣言が行われ、12月に至ってもなお感染が拡大しているという現状です。
ほとんど1年間を通して新型コロナウイルスが私たちの生活に影響を及ぼしてきたのが2020年だったと言えるのではないでしょうか。
年末のご挨拶で、暗い話題をここまで詳しく取り上げることはあまり望ましいことではありませんが、それほどまでに社会に多大な影響を与えたのが新型コロナウイルスだったと思います。
当社では、新型コロナウイルスに関する自主調査を多数行ってきましたので、今年を振り返る意味でも、ぜひ一度ご参照いただければ幸いです。
<当社が実施した新型コロナウイルス関係の自主調査>
・【第4回】新型コロナウイルス感染症に関する国民アンケート
・新型コロナウイルスへの不安等に関する国際比較調査(日本、中国、台湾、ベトナム)
・【第3回】新型コロナウイルス感染症に関する国民アンケート
・緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査⑤(5月16日~5月17日、5月23日~5月24日実施)
・緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査④(5月2日~5月3日、5月9日~5月10日実施)
・緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査③(4月25日~4月26日実施)
・緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査②(4月18日~4月19日実施)
・緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査(4月11日〜4月12日実施)
・【第2回】新型コロナウイルス感染症に関する国民アンケート
・新型コロナウイルス感染症に関する国民アンケート
・新型コロナウイルスによる肺炎に関する訪日外国人の意識調査
令和2年は・・
今年は、新型コロナウイルスの影響で、多くの調査が中止になったり、翌年に延期になったりした年でした。
5年ごとに実施されている「全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)」も例外ではなく、来年度への延期が発表されました。
道路交通センサスは、全国の道路とその利用実態を捉え、将来の道路整備の方向を明らかにするために行われる大規模な調査です。
新型コロナウイルスの影響で、人や車の動きは大きく変化してしまいましたから、調査の延期は仕方ないことではありますね。
また、感染予防のための「新しい生活様式」が提唱された年となりました。
これは、厚生労働省が示した、日常生活の中で取り入れていただきたい実践例です。
①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いが感染防止の3つの基本対策とされています。
日常生活では、まめに手洗い・手指消毒をする、換気する、感染が流行している地域への移動は控えること等が提唱されています。
(厚生労働省Website参照)
「新しい生活様式」は、市町村行政の現場にも多大な影響を与えました。
健康づくりや介護予防などの市町村施策の多くは、地域社会への参加や交流を前提としてきましたが、感染予防の観点から従来通りの方法では実施できないものが多くなってしまいました。
今後は、感染防止に十分配慮しながら、通いの場などへの参加や交流を進めていくことが求められます。
「2020ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「オンライン〇〇」が入ったことにも表れているとおり、これまで人と人とが接触してきた場面のオンライン化が進んだ年でもありました。
オンライン会議、オンライン診療、オンライン就活、オンライン授業などのオフィシャルな場面だけでなく、オンライン飲み会などの個人的な場面でもオンライン化が進んだ年となりました。
行政施策においても、様々なオンライン化が進むことが予想されますね。
高齢者の「通いの場」をオンラインで・・というのが、ごく一般的な取組みとなる日も遠くないのかもしれません。
最後に少しだけ、明るい話題も記載しておきましょう。
12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に帰還しましたね。
さらに、12月15日には、はやぶさ2のサンプルコンテナ内に小惑星Ryuguサンプルが確認されたとの発表がありました。
JAXAのウェブサイトに掲載されている写真をみると、肉眼でもはっきりと確認できるほどのサンプルが採取されています。
初代はやぶさに続き、日本の技術力の高さを世界に示す成果をあげることができたニュースだと思います。
令和3年は・・
令和3年は、どのような年になるのでしょう?
延期された東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定です。
また、最長でも10月には第48回衆議院議員総選挙が行われる年でもあります。
さらに、延期された道路交通センサスが実施される年となります。
市町村行政の現場で、令和3年度に策定しなければならない法定計画は、今のところなさそうですが、こうした年にこそ、独自の考え方で新たな取組みに着手されるのも良いかもしれませんね。
年末年始休暇のお知らせ
大変勝手ながら弊社は、12月29日から1月4日まで、年末年始休暇とさせていただきます(一部の調査プロジェクト等は、この期間も稼働いたします)。
最後になりましたが、皆さまがよい年を迎えられますことを、心より願っております。
この記事を書いた人
山村 靖彦
コラバド編集者。専門は社会福祉(社会福祉士)。主に、地方自治体の調査や計画策定業を支援しています。