東日本大震災で被災して必要だと思ったモノ・大事だと思ったコト
はじめに
こんにちは、静岡事務所の長谷川です。
今回は、東日本大震災で被災した際に必要だと思ったモノ・大事だと思ったコトのお話です。
皆様の災害時への備えの参考になればと思います。
3.11当日
私は地元が福島県郡山市でして、今は縁あって静岡事務所に勤務しています。
東日本大震災当時、地元で働いていまして、3月11日当日は年度末業務の追い込みをしていたと記憶しています。郡山市は内陸の地域ですので、沿岸部ほどの被害はありませんでしたが、それでも様々な被害が出ました。
①情報
地震の直後から困ったこととしては、家族の安否が確認できないこと、
周囲の情報が得られないことがありました。
携帯電話もつながらず、WEBニュースもつながらない状態でした。
震災直後に職場で唯一情報を得られたのはUstreamの配信でした。本当にありがたかったです。
この時ほど情報を得ることの難しさと情報のありがたさを感じたことはありません。
その当時の動きや流れがわかるNOTEがありましたので掲載します。
サイト名:NOTE
引用:https://note.com/mikiyakatooo/n/n37ac97205750
著者名:加藤幹也
公開日時:2021年3月11日 当時配信を見て、
情報を得るためのツールを複数用意しておくことの重要性を感じていました。
現在は震災当時よりも、様々な媒体がありますし、より情報を取得しやすくなっていると思いますので、ご自身で使いやすいものを選ばれるとよいと感じます。
②食料品
今思えば恥ずかしい話ですが、食料や生活必需品については買えばいいと被災直後も考えており、近隣のスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストア等が全て閉まっている状態になるとは思っていませんでした。
私の家は2世帯住宅でしたので、それなりの食料品や生活必需品の備蓄があり、そこまで困ることはありませんでしたが、認識の甘さがありました。
避難用のバッグや水の備蓄、生活必需品の備蓄等を行うことは必要なことと考えています。
ローリングストックの考えも広まっていますので、それらを活用して備えることができると感じています。
③ライフライン
自宅は奇跡的に全壊・半壊もなく、すべてのライフラインが使用できる状態でしたが、親戚や知人のなかには家の電気・ガス・水道が全て使えない、3つのうち2つや1つが使えない等ライフラインに支障が出ていた人もおり、その備えも必要だと感じています。
最近のキャンプブームでバッテリー等も良いものが出ていますし、キャンプ用品も使いやすいものがありますので、それらを備えておくことも良いと感じます。
④ガソリン
盲点だったのは、ガソリンについてです。
震災直後からガソリンスタンドは閉鎖していましたが、ある程度時間がたっても原発事故の影響でガソリンが入ってこず、長い間給油できませんでした。
各所で開店するかわからないガソリンスタンドに車の長蛇の列ができたこと等、いろいろなことを思い出します。日ごろから車にガソリンを入れておくことは重要です。
おわりに
私の住んでいた地域は内陸部でしたが、それでも被害はありました。
まさか自分が被災するとは考えてもおらず、震災だけでなく原発事故にも悩まされるとは思いませんでした。
震災後から保存が可能な食料品や、避難用バッグ等、備蓄についての情報、家具や家電の固定等、地震への備えの情報が発信されました。
震災後はいろいろと準備していましたが、時がたつにつれて、徐々に危機感が薄れてきていると個人的に感じますので、これを機にもう一度災害時の備えについて考えたいと思います。

備えをするという行動に移すまではハードルがあります。この記事で、日々の買い物等で少しずつ備蓄していくことや、家の家具・家電を確認し危ないところを固定する等、身の回りからできる備えを考える・実行するための一助になれば嬉しいです。
この記事を書いた人

長谷川静岡事務所
サッカー・フットサルを30年以上継続し、現在でもプレーしています。指導者としても20年以上たちましたが、いまだに学びは尽きません。