無料のGISとオープンデータで地域を見える化してみた!②

2017.02.22

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統計のおはなし

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こんにちは!ライターの小林です! 

私の興味関心ごとを、一人もくもく取り組む企画。 

第3弾は、前回記事『無料のGISとオープンデータで地域を見える化してみた!①』の続きです!

国が提供している「jSTAT MAP」を使い、オープンデータを組み合わせて地域分析をしてみます!

前回のおさらい

前回は、「jSTAT MAP」でエリア選定、15歳未満人口データの取り込みを行いました。 

こんな感じになっています。


ちょっと見づらいので、塗り分けの色を以下のように変更しましょう。

色の濃淡で人口規模が表現され、とても見やすくなりました。

医療・福祉事業所数を取り込んでみる

ここに、経済センサスのデータから、医療、福祉事業所数を追加してみます。

 

取り込み完了。
手順は15歳未満人口を取得した方法と同じです。

ただし、このままですと15歳未満人口の上に重なって、よく分からない図になってしまっていますね。

そこで、医療、福祉事業所数のデータを棒グラフに変えてみます。

塗り分け図と棒グラフが共存し、15歳未満の人口が多い地域、医療・福祉事業所が多い地域がよくわかるようになりました。

お手軽エリアマーケティング

jSTAT MAPでのビジュアライゼーションは、厳密な数値を分析することには向いていません。

数値がグラフや色の濃淡でしか表現できないためです。

一方、特定の地直感的に把握できることは大きな強みです。

jSTAT MAPの機能の中には、独自の住所データの取り込み機能や、あるエリアにおけるレポートをエクセルで出力する機能など、紹介した内容以外の分析を行うことも可能です。

エリアマーケティングや地域分析の場面で、気軽に活用してみたいツールですね!

 

この記事を書いた人

小林 寿名古屋事務所 企画課

専門統計調査士、MUDアドバイザー 主に市町村の社会調査・計画策定コンサルティングに従事 データビジュアライゼーションやオープンデータ利活用が得意分野

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