外出自粛時こそ高齢者に運動を!~こんなにあった高齢者向けの体操〜

2020.04.27

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福祉のおはなし

こんにちは。ライターの一杉です。
新型コロナウイルスの影響が至るところに出てきていますね。
日本全国に緊急事態宣言が拡大され、外出自粛要請が出ていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
外出は自粛していても適度な運動は欠かせません。
特に高齢者は体を動かしていないと著しく運動機能が低下する懸念があります。
そこで今回は、自宅でもできる高齢者向けの体操をご紹介します!

高齢者向けの体操ってこんなにあるの!?

インターネットで検索してみると、私が住んでいる静岡県内だけでも高齢者向けの体操が複数あることがわかりました。

・しぞ~かでん伝体操(静岡市)
・浜松いきいき体操(浜松市)
・きくがわ体操(菊川市)
・しまだ市っ歌りげんき体操(島田市)
・ふじの山体操(裾野市) 等 

YouTubeに動画が掲載されているものも多く、真似しながら気軽に運動できそうです。

 そして発見しました! ご当地健康体操100

株式会社Channel Jさんが運営する「日本健康応援サイト」にあるもので、高齢者向けでないものもありますが、令和2年4月22日現在、63もの体操が動画付きで公開されています。

毎日同じ体操だと飽きてしまう人も、これなら色々な体操ができますね。
「体操」で検索したらもっともっとありそうですね。

心配される高齢者の運動機能の低下 

新型コロナウイルスの影響で、外出機会が減少しているだけでなく、高齢者はデイサービスやサロンへ出かける機会もなくなっているのではないでしょうか。

介護保険の事業所も休業や営業縮小を余儀なくされていて、適度な運動を行う機会そのものが失われている現状は、アフターコロナを考えたときに、要介護認定者の増加や要介護度の悪化を招くのではないかと心配しています。 

自治体の皆さんにとって、介護事業費の増加に伴う財政の悪化や、次期介護保険料の上昇につながりかねないこの状況は、頭の痛いところではないでしょうか。

緊急事態宣言の長期化も叫ばれ始めていますので、自宅で簡単にできる体操や運動を周知し、運動機能の維持を呼びかける必要性が高まっていると感じています。

高齢者福祉・介護保険事業の計画策定を支援する者として 

私たちは、高齢者の健康や介護に関する自治体の皆さんの計画づくりをサポートしています。この非常事態に何かできることはないかと考えてはみたものの、直接的な支援は難しそうです。そこで提案です。

ケーブルテレビや地域FMがある自治体では、体操の時間を決めて動画や音源を流してはどうでしょうか。また、12:0015:00などに流すチャイムや音楽を体操用の音源に変え、決まった時間に運動を促すような取り組みはいかがでしょうか。

この提案はきっかけにすぎません。もっと良い案も出てくるでしょう。自治体の皆さんにはぜひ、高齢者の運動機能維持に向けた取り組みを拡大していただきたいのです。

まとめ

緊急事態宣言下でまったく運動しなかった方と、適度に運動した方では、高齢者の場合大きな差が生まれそうです。今回ご紹介したご当地健康体操や、皆さんの地元にある体操などを活用して、高齢者の運動機能が維持されることを願ってやみません。

インターネットに不慣れな高齢者も多いと思われます。

この記事をご覧になった皆さん、ご家族やご親族に体操動画を見せるなどして、大切な方の健康維持を支援してください。

 

 

この記事を書いた人

一杉 浩史営業企画本部

専門はまちづくり。自治基本条例や総合計画、地方創生総合戦略などの策定を支援。何足のわらじを履いているか自分でもわからない(笑)。

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