ベトナムでは、日本産食品が大好評
(イオンハノイ店 日本食品フェア)
みなさん、こんにちは。ライターのTu(トゥ)です。
コロナ禍の中で新しい生活様式を強いられているかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
現在は、新型コロナの影響で、海外ビジネスに関わるテーマには、なかなか取り組みづらい状況かと思いますが、「withコロナ」「afterコロナ」下でも、欠くことのできないグローバル戦略に関わるお話を少ししてみたいと思います。
今回、私の生まれ故郷である「ベトナム」について触れてみます。
ベトナムでは食の安全がトレンド
(高級食品専門店)
ベトナムでは、近年『食の安全』に対する意識が高まってきており、経済成長に伴い、安全性の高い商品に対しては、高額でも購入する雰囲気が形成されてきています。
背景として、ベトナムでは「残留農薬濃度が基準値を超えている外国産食品」、「メラニンに汚染された粉ミルク」、「発がん性物質が含まれていたベトナム調味料(ヌックナム)」といった『食の安全』に関する報道が毎日のようになされており、そういった情報を見聞きすることで、ベトナム国民の食意識が変化してきたのだと思います。
ベトナム政府は、食品安全に関する規制を整備し、先進国との経済協力・民間企業投資を通じて農業生産から加工、流通、消費に至るフードバリューチェーンを強化していく方針を打ち出しました。
ベトナム国民からみた日本産食品の評価は?
(日本食品専門店)
このように、食の安全の意識を持ち始めているベトナム国民にとって、日本産食品はどのように映っていると思いますか?
日本産食品は、生産者および製造者が安全性に高い意識を持ち、高品質の素材・食材から食品を生産・製造されていると多くのベトナム国民が見ており、「安全・安心志向」、「健康志向」のベトナム国民から高い評価を受けています。
日系企業進出と共に和食文化も広がっている中で、SNSで私の友達から日本に住んでいる私に「和牛や梅酒等についてどんなブランドがよいか、子供向け無添加お菓子で日本製のものがあるか、美容効果があるこんにゃくやしらたきを購入したいが、ベトナムではなかなか探すことができない」というヘルシーな日本産食品についての沢山の相談がありました。
また、ハノイ・ホーチミンで10店舗の高級食品・日用品小売チェーン店を経営している知り合いの方から「日本から食品を仕入れたいが、信頼できる日本の販売先を紹介してくれないか」という連絡もありました。
これからベトナムでは、ますます日本産食品を求める声が大きくなってくるのではないでしょうか。
終わりに
当社では、ベトナム政府とのパイプを活かし、製造委託や販路開拓の支援をしています。
ベトナムに興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
次回は、「ベトナムの食文化」について触れてみたいと思います。
この記事を書いた人

グエン ティ ゴック トゥ
ベトナム出身で、日本およびベトナム現地における政府機関や民間企業との強力なネットワークを有する。