リサーチャーとして1年働いて
2年目社員の浅井です。
突然コラバドを執筆することになり「何を書こうか」と非常に悩ましく思いますが、拙筆ながらこの機会に1年間新人リサーチャーとして働き、思うこと・学んだことをまとめて執筆したいと思います。
リサーチャーとは究極の常識人?
「リサーチャーとは究極の常識人」、1年間、リサーチャーとして調査に関わってきましたが、上長からかけられたこの言葉が非常に印象に残っています。
リサーチャーとして作成した文書は、調査員・調査対象者・自治体の方々・一般の方など、種多様な方の目に触れることになります。そのため、見る人によって解釈や見え方が変わってはいけません。
リサーチャーは、できるだけ多様なパターン(年齢・立場・考え方)の人の視点を「イメージ」し、誤解を生まないよう正確に文書を作成する必要があるのです。
また、単に正確なだけではなく、簡潔でわかりやすく説明する必要があります。
読み手は必ずしも理解しようと、一生懸命に、最後まで文章を読んでくれるわけではありません。
冗長な文章であれば、アンケートの回答者は読み飛ばしてしまうこともあります。
リサーチャーとして調査を進めていく上では、常に「常識的」な目線を持ち、仕事に挑む必要があるのです。

新人リサーチャーとして -常識的な視点を育む-
ここまでリサーチャーとしての心構えについて語ってきましたが、私はまだまだリサーチャーとして未熟であり、「常識的な目線」についてもまだまだ不十分であると自覚しています。
しかし不十分ながらにも、「常識的な視点」で仕事をしていく必要があるので、私は常々先輩方の作った納品物を参考にすることを心がけています。
先輩方はリサーチャーとして必要な「常識的な視点」を持っています。
そのため、先輩方の視点から作られた表現や納品物を参考にすることで、少しでも、先輩方の表現や視点を吸収していくことが出来ればと意識して仕事に臨んでいます。
1年を通して
リサーチャーとして1年間働き、成長を実感することよりも未熟な点を痛感することのほうが多いのですが、その中でも一歩ずつ、1か月前できなかったこと・苦労したことが少しでも今日、うまくいくように試行錯誤を心がけています。
前に出来なかったことを同じような過程や方法で行ってもうまくいくことはありません。
上手くいかなかったからこそ、その苦い経験をしっかりと受け止め「なぜ上手くいかなかったのか」、「どうすれば上手くいったのか」を考え、昨日よりも一歩でも成長し、「リサーチャーの目線」を育んでいきます。
この記事を書いた人

浅井静岡事務所
静岡県出身の新人リサーチャー