Excelだけでワードクラウドをつくってみた!
こんにちは!ライターの小林です!
私の興味関心ごとを、一人もくもく取り組む企画。
第1弾は、みんな大好きExcelを使ってワードクラウドを作ります!
ワードクラウドって何?
「ワードクラウドってご存知ですか?」
統計データや文章中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた大きさで自動的に図示する手法です。よく使われる円グラフや棒グラフと違い、文字の大きさだけでなく、色、字体、向きに変化をつけることで、内容をひと目で印象づけることができます。
例えば、世界の陸地の広さ示したデータをワードクラウドで作成するとこんな感じになります!
いかがでしょうか?
棒グラフを並べるよりも、ぱっと見ただけでもどのデータが大きいのか印象づけられますよね。
正確なデータは表示できませんが、見た人に強い印象を与えてくれるのがワードクラウドの強みです。
さて、導入はこれまで。
どうやって、普段使い慣れたExcelで作るのか? さっそくとりかかりましょう!
ワードクラウドを作ってみよう!
ワードクラウド作成のために、このアドインを使用します。
エクセルでD3.jsベースのグラフが作れる、画期的なツールです。
D3.jsは、インタラクティブなデータ可視化を目的に開発されているjavascriptのライブラリです。
E2D3は、javascriptが分からなくても、Excelでは不可能なデータ可視化ができてしまうのです。
まあ、細かいことは置いておき、さっそくOfficeストアの手順どおりに追加。
画面指示に従えばサクサク導入できます。
※E2D3は、Excel2013以降でないと使えません!ご注意ください。
無事アドインをインストールできたら、個人用アプリを選択して・・・
お目当てのワードクラウドを探し出し、「可視化」をクリック!
挿入すると、さっそくサンプルデータでワードクラウドが表示できています。
すごく簡単!
オープンデータで試してみよう!
せっかくなのでオープンデータを可視化してみましょう。
訪日外国人の国別ランキングを使います。
日本政府観光局(JNTO)が公表している2015年の年間訪日外客数(総数)を利用します。
国別の人数を整理してグラフ範囲に設定すると・・・
どの国からの観光客が多いか、ひと目で印象づけることができるようになりました。
棒グラフと円グラフだけだったプレゼン資料に花を添えることができますね。
まとめ
ワードクラウドは、データの内容が多種多様なほど面白い結果が得られます。
統計データだけではなく、Twitterのつぶやきデータをテキストマイニングし、ワードクラウドで示すなどはその代表例ですね。
今日は、E2D3を使って、一人もくもくワードクラウドを作りました!
E2D3は、これ以外にも多くの魅力あるグラフがつくれます。
是非試してみてくださいね。
今後も、データの可視化やオープンデータ利用について、専門的な知識がなくても出来ることを、もくもく取り組んで紹介していきます。
次回のテーマもお楽しみに!
この記事を書いた人
小林 寿名古屋事務所 企画課
専門統計調査士、MUDアドバイザー 主に市町村の社会調査・計画策定コンサルティングに従事 データビジュアライゼーションやオープンデータ利活用が得意分野